小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。
3月4日(公開2日目)の初回に見てきました。
以下、若干のネタばれです。
苦しくて切なくて胸が締め付けられて、涙が零れ落ちそうになるのに涙は出なくて。
思い出したいこと思い出したくないこと。辛かったこと楽しかったこと。
出会いと別れ。現在と過去。
色々な思いや記憶や風景や音や・・・様々なものが浮かんでは渦巻き消えては漂い。
映画自体は普通の映画のような大きな事件も劇的なこともありません。
日常を只切り取っただけかもしれません。
只それだけなのにそれが万感の思いを込めて迫ってきます。
映像の美しさはそれは素晴らしいものでした。舞台になった新宿・豪徳寺の街並みはもちろん。走る電車・人ごみ・空・雲・海・・・・捨てられている空き缶に至るまで光り輝いて見えました。目の前の霞が突然晴れたような感覚に囚われました。
もしかしたら、本当の姿がこれで、普段自分が見ている景色は余計なものを通して見ているのかも知れない。そう思いました。
一番好きなのは第二話「コスモナウト」でロケットが打ち上げられるところかな?
第一話は全体的に見ているのがつらすぎて。もっともだからこそ第二話の突き抜けた青空が生きてくるのだとは思いますが。
桜が散る新宿の風景もぐっときました。
で、お約束のツッコミ&ひとり言をいくつか。
1:中学生の女の子が男と2人で一晩過ごすなんて!お父さんは許しません!!(笑い。
2:おじさんの世代では「待ち伏せ」は男の専売特許だったんだぞ!
3:しかし、改めて、女性という生き物はなんと純粋で可愛らしく、そして打算的で強いんでしょう。だから男はねえ。
4:舞台挨拶で初めて見た新海監督・・想像したとおりの素敵な方でしたよ。
おすすめ度☆☆☆☆
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第二話「コスモナウト」で出てくる高校は
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